SLIT(スリット)舌下減感作療法
SLIT(スリット)減感作療法とは舌下減感作療法の事で、注射をしない減感作療法として欧米の4割以上の施設で行われている花粉症、アレルギーの最新治療です。
従来の花粉症の治療は内服薬や点眼薬を使用し、症状をその季節だけ抑えるだけの治療です。花粉症を根本的に治すことはできません。
SLIT(スリット)は花粉症の病気自体を治す治療法です。
治療効果は患者さんによって個人差はありますが、副作用も少なく、高い治療成績が期待出来る治療法です。
日本では2014年10月に保険適用になった比較的新しい治療法ですが、米国と欧州では35年以上も前から行われている治療法です。
私が初めてこの治療に注目したのも20年近く前です。
2003年に渡米し当時6万人以上の患者治療実績があるモリス博士の元で舌下減感作療法の研修を行い、2005年にスギ花粉症のSLIT(舌下減感作療法)の専門外来を開設しました。それから米国などで投与方法などの見直しが行われ、治療成績も格段と上がりました。
方法
経口用に調合したスギなどのエキスを毎日口に含む(舌下に吸収させる)方法で免疫力を高めます。
治療エキスの使用量、濃度の決定はSLIT(スリット)の専門的経験が必要な治療ですが、患者さんにとっては自宅で簡単にでき、通院も3~4週間に一度ですむ治療法です。
科学的、医学的に治療効果、安全性が証明されている
- 注射と違って痛みが無い
- 治療の際3~4週間に一度の通院ですむ
- 医学的、科学的に治療効果、副作用の少なさが立証されており、WHO(世界保健機関)が推奨しており、米国の主なアレルギー学会も治療、副作用の少なさを認めている
- 花粉症では注射による減感作療法と同等の治療成績を認める(約7割)
- 副作用が少なく、従来の注射の減感作療法で認めたショックなどの重篤な副作用は報告されていない
- 米国の主なアレルギー学会も治療効果、安全性を認めている
- イギリスでは注射による減感作療法を行う医療機関はほとんどなく、SLIT(スリット)が主な花粉症の治療方法になっている
- フランスではSLIT(スリット)が健康保険適用の治療に認められており、花粉症の一般的治療としてすでに普及している
日本でも2018年7月より保険診療適用となりました。詳しくはお気軽にお電話でお問い合わせください。
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